ラマナアシュラムへの扉
FC2ブログ

ラマナアシュラムでの生活

第一話はこちらからお読み下さい。
関連記事

アシュラム生活◇63話 予約(8

その日の夕方、私はさっそく牛舎を手配し、果物や食料を手に入れました。

翌日の朝食後、私たちはバガヴァーンに挨拶したあとスカンダアシュラムへ向けて出発しました。

チンナスワミは親切に御菓子の包みをくれ、補助のためにとヴェーダ学校の生徒を二人同行させました。

.

.

当時、理事委員長のヴェンカタラーマンが町に住んでいました。スカンダアシュラムへの巡礼を聞きつけて、ラクシュマムマや彼の家族の年配女性二人が丘のふもとで私たちに加わりました。

.

みな、年をとりすぎて自力では登れないからです。

私たちはゆっくりと階段を上り、道中でヴィルパクシャ洞窟などを訪問してから朝10時頃までにはスカンダアシュラムへたどり着きました。

.

.

関連記事

アシュラム生活◇62話 予約(7

予約(7

1947年のある日、兄夫婦が休暇でアシュラムを訪れました。

.

ある日、兄は友人と一緒にスカンダアシュラムへ行くといいました。姉も一緒について行きたがったのですが、姉が目的地まで歩いていけるかどうか心配した兄は、連れて行きませんでした。

私は、彼女がスカンダアシュラムへ行けるよう出来る限りの手助けをすると約束しました。

.

バガヴァーンは兄が帰ったかどうか尋ねられ、姉を残して一人で帰ったことを伝えました。「それは結構だ」とバガヴァーンは言われました。

.

「姉は、昨日兄と一緒にスカンダアシュラムへ行きたかったのですが、兄は彼女の虚弱体質を理由に連れて行きませんでした。彼女はとてもそこへ行きたがっています」

姉が訴えるかける目でバガヴァーンを見ると、彼のハートは溶け、私の方を見て言われました

「心配することはない。あなたが彼女をそこへ連れて行けばいい。」

.

「はい。私が連れて行きましょう。でも、彼女が丘をあがっていけるかどうか心配です。」と私は答えました。バガヴァーンは微笑んで言われました。

「私は彼女よりずっと年上の人たちを何人も、頂上まで連れて行ったことがある。だというのに、なぜスカンダアシュラムまで連れて行くのを迷うのか?中には80歳を超えている人もいた。

朝、気温があがる前に出発し、山側の階段がある所まで牛舎に乗って、後は一歩ずつゆっくりと歩いて行きなさい。夕方に涼しくなるまでそこにいて、同じ道を降りてきなさい。」

.

姉はとても喜んで、終始微笑んでいました。彼女は必要な力を得て、私は必要な勇気を得たのです。

.

関連記事

アシュラム生活◇61話 予約(6

予約(6

.

.

すると、バガヴァーンはそれを付添人の一人に渡してこう言われました 

「大事にとっておきなさい。朝にはナガンマに見せなければならない。彼女が朗誦に参加するかどうか、我々にはわからないが。」

そんな時、なぜか私は早朝の朗誦に行こうという気がおこり、調理は後回しにして先にアシュラムへ行くことがありました。

.

私がやってくるのを見て、バガヴァーンは言われました

「なんと!この紙片をあなたに渡そうと話していたところだ。それと同時に、あなたが受け取りにやってきた。どうしてそれがわかったのか?」

私はこう答えて言いました。

「どうゆうわけか、この時間に来る気になりました。それだけです。」

それから、バガヴァーンは紙片を渡してくださいました。

.

.

偶然のような出来事は他の人にも起こったと言われました。

.

.

.

関連記事

アシュラム生活◇60話 予約(5

予約(5

朝の時間帯にだけ様々な問題について議論が行われていたので、私はその機会を逃しませんでした。

.

それでも、私が帰った後に誰かがバガヴァーンに詩を渡したり、ご自身が詩を書かれたりすることがありました。

.

すると、バガヴァーンはそれを付添人の一人に渡してこう言われました

「大事にとっておきなさい。朝にはナガンマに見せなければならない。彼女が朗誦に参加するかどうか、我々にはわからないが。」

.

そんな時、なぜか私は早朝の朗誦に行こうという気がおこり、調理は後回しにして先にアシュラムへ行くことがありました。

関連記事

アシュラム生活◇59話 予約(4

予約(4

朝7時半までには沐浴と調理を終え、それからアシュラムへ行きます。

.

その頃までには、バガヴァーンは朝食を終えて丘へ上がられていました。私たちは皆、バガヴァーンの帰りを待ち、私も食堂の北側に座って待っていました。

.

バガヴァーンが丘を降りて来られるときは、まるでシヴァ神が天空から地上へ降りてこられるかのようでした。

.

私はその機会を逃すことはありませんでした。

関連記事

アシュラム生活◇58話 予約(3

予約(3
ある日、私が午後早い時間にホールへ行くと、バガヴァーンは神話ラーマヤナを読まれていました。
.
バガヴァーンは少し熱心に言われました「この本は、マラヤラム語で書かれたラーマヤナだ。アンジャネヤがラヴァナへ伝えたラーマからのメッセージのことを、あなたに話したのは覚えていますか。」
彼が読み始めようとしたとき、グラム・スッバラヤンがホールに入ってきてバガヴァーンのすぐそばに座りました。
.
スッバラヤンは、バガヴァーンが物語全体を読んで説明しながら、目に涙をうかべ声が震えていることに気づきました。
.
まるで、彼の前でドラマが上演されているかのようでした。これにも気づいて、私は言いました「バガヴァーンはタラ、彼女自身になってしまったかのようですね。」気を取り直して、師は言われました

.
「どうすればいいのか?私は目の前に居る人が誰であろうと、一つなのだ。私には、他人というのはいない。普遍だから。」この言葉にどれほど偉大な真実が含まれているのでしょう!
.
.

関連記事
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleプロフィールsidetitle

amrita

Author:amrita
南インド聖山アルナーチャラ。麓には賢者ラマナ・マハリシのアシュラムがあります。

全ての生き物が区別されず、自由に賢者と会うことができました。アシュラムに定住する人もいれば、時折訪れるだけの人、手紙を書く人もいました。
聖者の広間に座り、賢者と来訪者の会話を聞くことができました。座っているだけで心安らぎ、満たされることもあります。

このサイトは、アシュラムへ通じ、広間の光景が再現されています。

サイト管理者は、ラマナアシュラム発行の本を20年弱翻訳してきました。
その翻訳を通じてラマナ・マハリシと交流を続けています。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleQRコードsidetitle
QR