ラマナアシュラムへの扉 2016年09月

アシュラム生活◇53話 手紙再開(1

このページでは、ラマナアシュラムに定住していた女性スリ・ナガンマの著書

「アシュラムでの生活」を一部翻訳して紹介しています。

Ramanasramam発行 翻訳amrita

なによりも私が励まされたのは、バガヴァーンが祈りに応えて声をかけてくださるようになったことでした。

私がホールにいない間にあった出来事を何でも話してくださいました。

「お聞きなさい!あなたがここにいないとき、こんなことがあった。彼らがこう質問し、私はこう答えたのだ」こうして、彼は以前にもまして詳細に話されました。 

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それに気づいたクンジュスワミ、ムルガナールや他の親しい友人は言いました「バガヴァーンがそんなに詳しくあなたに色々と話されるのに、それを記録しないなんてあまりにも惜しいことです。あなたがすべて書き留めるのを期待しているからこそ、バガヴァーンはそうされているはずです。他の誰に彼がそれ程話をされるのでしょう。書かないあなたは明らかに間違っています。」

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そうして強く勧められて、私の心は大きく動かされ、再び手紙を書き始めました。

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アシュラム生活◇52話 優れた仕事(3

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Ramanasramam発行 翻訳amrita

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前回、チンタ・ディクシュ宛の手紙に、私が兄への手紙をやめたとことを伝えると、彼はこう書いてきました。

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「あなたが手紙を書かなくなったと聞いて、とても残念に思います。先人たちは言っています。

『優れた仕事はあらゆる困難に遭遇する』その障害のために、仕事を投げ出すべきではありません。

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それをやめるということは、私たち皆にとって大きな損害になるということを忘れないように」彼はこうして綿々と書いていました。

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アシュラム生活◇51話 優れた仕事(2

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Ramanasramam発行 翻訳amrita

その後、私は1ヶ月近く兄へ手紙を書きませんでした。

毎日私を訪ねて来るクンジュスワミは、言いました

「どうして手紙をやめるのだ。自分の兄さんに手紙を書いているだけなのだから、誰がなんと言おうとやめる必要はないだろう。

アシュラムには、あなたを止めるだけの十分な理由はある。

以前、記録作業をした人たちがいたが、それをコピーして自分の名前で出版し、利益を得た人がいた。

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私たちが知らない事情があるのかもしれない。あなたはそんな金銭目的でしているわけではないだろう?迷うことは無い。たとえしばらくの間、禁じられるとしても手紙の継続は、いずれ多くの人たちに素晴らしい恩恵を与えることになる。

優れた仕事をする中で困難に向き合うことは、誰もが経験することではないか?

だからと言って、あなたは書くことをやめてはいけない。」

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アシュラム生活◇50話 優れた仕事(1

(1_優れた仕事はあらゆる困難に遭遇する


バガヴァーンが牛舎の方から戻ってこられる途中、私はかなり控えめにこう言いました。

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「私がしてきた仕事は、どれもいきなり止められました。私はバガヴァーンから遠ざけられているように感じます。それは、子供が両親から引き離されているようなものです。」
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「遠くへ離れていくのは、あなたの方だ」という答えがガヴァーンから返ってきました。
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「何もかも禁じたのは、チンナスワミではありませんか?」と私が言うと
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「彼がどんな噂話を誰から聞かされているのかわからない」とバガヴァーンは答え、歩いてゆかれました。
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それを聞くと、チンナスワミへの怒りはずいぶん静まりました。確かに、私の動きを阻もうとする人たちはいたのです。.
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アシュラム生活◇49話 慈悲

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Ramanasramam発行 翻訳amrita

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私が詩を作り終えた頃には、昼の3時をまわっていました。それから家を出て、アシュラムへと向かいました。

近づいてくる私を見ると、バガヴァーンはそばにいる人たちに言われました。

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「ほら、ナガムマがやってくる。」いつもの挨拶をしてから私が立ち上がったとたん、彼は切り出されました。

「さて、こんな詩が送られてきた。」彼はそう言うと、微笑みながら紙片を私に渡して読み上げるよう言われました。

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私が読み終えると、まるで束ねた新聞を解かれるように、私に向けてこの十日間の出来事について語りだされたのです。そうして彼は、一時間以上も話し続けられました。誰もが突然の変化に驚きました。私は喜びで胸がいっぱいになりました。

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それ以来、バガヴァーンご自身が私の名を呼び、直接話しかけられるようになったのです。
彼が何も知らないと思い込んで作った唄“パルカヴァ・オカサリ・ラマナ(おー、ラマナ!一言、お話下さい。)”を見せると、

バガヴァーンは笑って、「分かっている。とって置きなさい」と言われました。私は自分の愚かさが恥ずかしくなりました。
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アシュラム生活◇48話 献上(4

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私はチンタ・ディクシュに一部始終を手紙に書いて送りました。その中に、テルグ語の詩を二行書き、残りの二行を埋めてなぞを解くよう頼みました。詩はこうして始まります。

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 彼は弱き者にとっての力であり

 求められる力を与えるべきではないのか?

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彼は残りの二行をこう埋めました

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 自分自身を知らない者たちは弱く

 知る者たちは穏やかである

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ディクシュの手紙を読み、詩に勇気付けられ、私は‘要請(ヴィナパム)’というタイトルで九つの詩を書きました。

そして、バガヴァーンの蓮の御足の元に置きました。彼はそれを見ると静かに棚に置かれましたが、何も言われませんでした。

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その後、私は悲しみの中、切実な想いで「アルナドリヴァーサ・シュリ・ラマナ(おー、シュリ・ラマナ・アルナーチャラの住人よ!)」というタイトルの唄を書きました。

それは、師へ助けを求める内容でした。それでも何の返事も返ってはきませんでした。

私は失望し、死にたいとさえ願いました。

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ある日の午後、私は自室で姿勢を正し、絶望のどん底で深く集中し、パルカヴァ・オカサリ・ラマナ(おー、ラマナ!一言、お話下さい。)と繰り返す詩を書いたのです。

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アシュラム生活◇47話 献上(3

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図書室の仕事を取り上げられ、手紙を書くことを止められたので、ボランティア作業を続ける気力がなくなり、辞めることにしました。

そうして、私には仕事が何もなくなり、バガヴァーンに話しかけたり、助言を求める機会がなくなりました。

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姉が帰った後は、虚しさが漂うばかりでした。時間が私に重くのしかかり、十日程たつ頃には、気がおかしくなるのではないかと感じたぐらいです。

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その間に、私はチンタ・ディクシュに一部始終を手紙に書いて送りました。

その中に、テルグ語の詩を二行書き、残りの二行を埋めてなぞを解くよう頼みました。

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amrita

Author:amrita
南インド聖山アルナーチャラ。麓には賢者ラマナ・マハリシのアシュラムがあります。

全ての生き物が区別されず、自由に賢者と会うことができました。アシュラムに定住する人もいれば、時折訪れるだけの人、手紙を書く人もいました。
聖者の広間に座り、賢者と来訪者の会話を聞くことができました。座っているだけで心安らぎ、満たされることもあります。

このサイトは、アシュラムへ通じ、広間の光景が再現されています。

サイト管理者は、ラマナアシュラム発行の本を20年弱翻訳してきました。
その翻訳を通じてラマナ・マハリシと交流を続けています。

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