ラマナアシュラムへの扉 アシュラム生活◇62話 予約(7

アシュラム生活◇62話 予約(7

予約(7

1947年のある日、兄夫婦が休暇でアシュラムを訪れました。

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ある日、兄は友人と一緒にスカンダアシュラムへ行くといいました。姉も一緒について行きたがったのですが、姉が目的地まで歩いていけるかどうか心配した兄は、連れて行きませんでした。

私は、彼女がスカンダアシュラムへ行けるよう出来る限りの手助けをすると約束しました。

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バガヴァーンは兄が帰ったかどうか尋ねられ、姉を残して一人で帰ったことを伝えました。「それは結構だ」とバガヴァーンは言われました。

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「姉は、昨日兄と一緒にスカンダアシュラムへ行きたかったのですが、兄は彼女の虚弱体質を理由に連れて行きませんでした。彼女はとてもそこへ行きたがっています」

姉が訴えるかける目でバガヴァーンを見ると、彼のハートは溶け、私の方を見て言われました

「心配することはない。あなたが彼女をそこへ連れて行けばいい。」

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「はい。私が連れて行きましょう。でも、彼女が丘をあがっていけるかどうか心配です。」と私は答えました。バガヴァーンは微笑んで言われました。

「私は彼女よりずっと年上の人たちを何人も、頂上まで連れて行ったことがある。だというのに、なぜスカンダアシュラムまで連れて行くのを迷うのか?中には80歳を超えている人もいた。

朝、気温があがる前に出発し、山側の階段がある所まで牛舎に乗って、後は一歩ずつゆっくりと歩いて行きなさい。夕方に涼しくなるまでそこにいて、同じ道を降りてきなさい。」

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姉はとても喜んで、終始微笑んでいました。彼女は必要な力を得て、私は必要な勇気を得たのです。

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amrita

Author:amrita
南インド聖山アルナーチャラ。麓には賢者ラマナ・マハリシのアシュラムがあります。

全ての生き物が区別されず、自由に賢者と会うことができました。アシュラムに定住する人もいれば、時折訪れるだけの人、手紙を書く人もいました。
聖者の広間に座り、賢者と来訪者の会話を聞くことができました。座っているだけで心安らぎ、満たされることもあります。

このサイトは、アシュラムへ通じ、広間の光景が再現されています。

サイト管理者は、ラマナアシュラム発行の本を20年弱翻訳してきました。
その翻訳を通じてラマナ・マハリシと交流を続けています。

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