ラマナアシュラムへの扉 アシュラムの生活

アシュラム生活◇59話 予約(4

予約(4

朝7時半までには沐浴と調理を終え、それからアシュラムへ行きます。

.

その頃までには、バガヴァーンは朝食を終えて丘へ上がられていました。私たちは皆、バガヴァーンの帰りを待ち、私も食堂の北側に座って待っていました。

.

バガヴァーンが丘を降りて来られるときは、まるでシヴァ神が天空から地上へ降りてこられるかのようでした。

.

私はその機会を逃すことはありませんでした。

アシュラム生活◇58話 予約(3

予約(3
ある日、私が午後早い時間にホールへ行くと、バガヴァーンは神話ラーマヤナを読まれていました。
.
バガヴァーンは少し熱心に言われました「この本は、マラヤラム語で書かれたラーマヤナだ。アンジャネヤがラヴァナへ伝えたラーマからのメッセージのことを、あなたに話したのは覚えていますか。」
彼が読み始めようとしたとき、グラム・スッバラヤンがホールに入ってきてバガヴァーンのすぐそばに座りました。
.
スッバラヤンは、バガヴァーンが物語全体を読んで説明しながら、目に涙をうかべ声が震えていることに気づきました。
.
まるで、彼の前でドラマが上演されているかのようでした。これにも気づいて、私は言いました「バガヴァーンはタラ、彼女自身になってしまったかのようですね。」気を取り直して、師は言われました

.
「どうすればいいのか?私は目の前に居る人が誰であろうと、一つなのだ。私には、他人というのはいない。普遍だから。」この言葉にどれほど偉大な真実が含まれているのでしょう!
.
.

アシュラム生活◇57話 予約(2

予約(2
私はホールの片隅に座って、ぼんやりアルナーチャラを見ていたことがありました。
そのとき、バガヴァーンはさりげなくこちらを見られます。
帰依者、スーラムマが言いました「何故だかわかりませんが、バガヴァーンがこちらを見ています」
私が立ち上がってバガヴァーンの所まで行くと、彼は届いた詩を私に渡しました。
.
スーラムマが言いました「私たちは、バガヴァーンの行動やお話しを熱心に待つべきであって、こちらが待たせるべきありません。あなたが遠くはなれて座ることは、グルに対して無礼になるのではないですか?」
.
その日以来、私は彼女のやさしい助言を心にとめて、より注意深くなりました。
.
.
数日後、バガヴァーンは猿について話をされているとき、こう言われました「ヴェーダンタの言葉では、ラクシャ・ドリスティ、注意深さは猿のまなざしに例えられる。グルが弟子を見た瞬間に、弟子はその眼差しの意味を理解すべきなのだ。
そうでなければ、弟子は弟子であることの恩恵を引き出せるのだろうか?」
.
これをよい教訓と受け止め、以前にも増して注意深くなりました。
.
.

アシュラム生活◇56話 予約(1

このページでは、ラマナアシュラムに定住していた女性スリ・ナガンマの著書
「アシュラムでの生活」を一部翻訳して紹介しています。

Ramanasramam発行 翻訳amrita


ホールには女性用の席があります。前列のほうで自分の席を広く確保する人たちがいて、後から来る人が座れなくなることがありました。
.
私もまた後ろのほうで空いている場所を見つけて何とか座り込んでいたものでした。
.
テルグ語で書かれたものが届いたり、テルグ語で質問する人がいる時には、バガヴァーンが「ナガンマはどこだ?」と言って私を探されるのです。
.
私は呼ばれてから、前の方まで移動していました。そうすると、女性たちは私のために場所をあける他ありませんでした。
.


それを見て付添人のサチダナンダは、いつでも前列に座るよう提案したことがありました。
それを聞いていたバガヴァーンは、すぐに微笑んで言われました「ほらごらん!みんな前もって予約されているのだ」
.
ホールにいた人たちは笑いました。

アシュラム生活◇55話 手紙再開(3

このページでは、ラマナアシュラムに定住していた女性スリ・ナガンマの著書

「アシュラムでの生活」を一部翻訳して紹介しています。

Ramanasramam発行 翻訳amrita

手紙を中止するまでの経緯をシヴァラーマ・シャストリに話し、再度書き始めている手紙を見せました。

彼はその内の2、3通に目を通し、喜んでこう言いました「どんな障害があろうと、試練や困難があろうと、この仕事をやめないでください。これはバガヴァーンによって力を注がれた使命に違いないのです。何を迷っているのですか?」

.

そういう彼に、私は言いました「どうして私のような無学の女性に頼むのですか?あなたたちはみな、優れた学者です。ここに滞在して書いてはどうでしょう?」

.

S.シャストリは微笑んで言いました。

「いいですか!私たちにこういった仕事ができると思わないでください。私たちの心は経典や文学でいっぱいなので、バガヴァーンのように偉大な賢者の秘められた教えに気づくことができないのです。

学問自体、霊性を深める上では大きな妨害となります。

あなたはバガヴァーンを神の現れとして見、彼の言葉を真理そのものとして受け取ることができるのです。

そんなあなたには、私たちがもつような障害はないのです。だから、あなたこそが、この仕事をすべきです。これは役目です。気を落とさないで、あなたの義務として受けとめなさい。」

.

それは忠告というよりむしろ、命令でした。

.

その言葉を残して、彼は帰ってゆきました。後日、本の後半が出版されるときには、彼は本全体にくまなく目を通して、序文を書いてくれました。

.

私は彼の言葉に強く励まされ、途切れなく手紙を書くようになったのです。

.

.

sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleプロフィールsidetitle

amrita

Author:amrita
南インド聖山アルナーチャラ。麓には賢者ラマナ・マハリシのアシュラムがあります。

全ての生き物が区別されず、自由に賢者と会うことができました。アシュラムに定住する人もいれば、時折訪れるだけの人、手紙を書く人もいました。
聖者の広間に座り、賢者と来訪者の会話を聞くことができました。座っているだけで心安らぎ、満たされることもあります。

このサイトは、アシュラムへ通じ、広間の光景が再現されています。

サイト管理者は、ラマナアシュラム発行の本を20年弱翻訳してきました。
その翻訳を通じてラマナ・マハリシと交流を続けています。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleQRコードsidetitle
QR