ラマナアシュラムへの扉 

アシュラム生活◇57話 予約(2

予約(2
私はホールの片隅に座って、ぼんやりアルナーチャラを見ていたことがありました。
そのとき、バガヴァーンはさりげなくこちらを見られます。
帰依者、スーラムマが言いました「何故だかわかりませんが、バガヴァーンがこちらを見ています」
私が立ち上がってバガヴァーンの所まで行くと、彼は届いた詩を私に渡しました。
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スーラムマが言いました「私たちは、バガヴァーンの行動やお話しを熱心に待つべきであって、こちらが待たせるべきありません。あなたが遠くはなれて座ることは、グルに対して無礼になるのではないですか?」
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その日以来、私は彼女のやさしい助言を心にとめて、より注意深くなりました。
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数日後、バガヴァーンは猿について話をされているとき、こう言われました「ヴェーダンタの言葉では、ラクシャ・ドリスティ、注意深さは猿のまなざしに例えられる。グルが弟子を見た瞬間に、弟子はその眼差しの意味を理解すべきなのだ。
そうでなければ、弟子は弟子であることの恩恵を引き出せるのだろうか?」
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これをよい教訓と受け止め、以前にも増して注意深くなりました。
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アシュラム生活◇56話 予約(1

このページでは、ラマナアシュラムに定住していた女性スリ・ナガンマの著書
「アシュラムでの生活」を一部翻訳して紹介しています。

Ramanasramam発行 翻訳amrita


ホールには女性用の席があります。前列のほうで自分の席を広く確保する人たちがいて、後から来る人が座れなくなることがありました。
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私もまた後ろのほうで空いている場所を見つけて何とか座り込んでいたものでした。
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テルグ語で書かれたものが届いたり、テルグ語で質問する人がいる時には、バガヴァーンが「ナガンマはどこだ?」と言って私を探されるのです。
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私は呼ばれてから、前の方まで移動していました。そうすると、女性たちは私のために場所をあける他ありませんでした。
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それを見て付添人のサチダナンダは、いつでも前列に座るよう提案したことがありました。
それを聞いていたバガヴァーンは、すぐに微笑んで言われました「ほらごらん!みんな前もって予約されているのだ」
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ホールにいた人たちは笑いました。

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アシュラム生活◇55話 手紙再開(3

このページでは、ラマナアシュラムに定住していた女性スリ・ナガンマの著書

「アシュラムでの生活」を一部翻訳して紹介しています。

Ramanasramam発行 翻訳amrita

手紙を中止するまでの経緯をシヴァラーマ・シャストリに話し、再度書き始めている手紙を見せました。

彼はその内の2、3通に目を通し、喜んでこう言いました「どんな障害があろうと、試練や困難があろうと、この仕事をやめないでください。これはバガヴァーンによって力を注がれた使命に違いないのです。何を迷っているのですか?」

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そういう彼に、私は言いました「どうして私のような無学の女性に頼むのですか?あなたたちはみな、優れた学者です。ここに滞在して書いてはどうでしょう?」

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S.シャストリは微笑んで言いました。

「いいですか!私たちにこういった仕事ができると思わないでください。私たちの心は経典や文学でいっぱいなので、バガヴァーンのように偉大な賢者の秘められた教えに気づくことができないのです。

学問自体、霊性を深める上では大きな妨害となります。

あなたはバガヴァーンを神の現れとして見、彼の言葉を真理そのものとして受け取ることができるのです。

そんなあなたには、私たちがもつような障害はないのです。だから、あなたこそが、この仕事をすべきです。これは役目です。気を落とさないで、あなたの義務として受けとめなさい。」

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それは忠告というよりむしろ、命令でした。

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その言葉を残して、彼は帰ってゆきました。後日、本の後半が出版されるときには、彼は本全体にくまなく目を通して、序文を書いてくれました。

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私は彼の言葉に強く励まされ、途切れなく手紙を書くようになったのです。

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アシュラム生活◇54話 手紙再開(2

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Ramanasramam発行 翻訳amrita


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こうして、1947年9月3日「ラマナアシュラムからの手紙」の後半部分は始まりました。
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その頃には他の仕事をすべて手放していたので、手紙を書くことに専念できました。
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そうして、私は厳かで美しいバガヴァーンの教えを収集するというこの上ない機会に恵まれ、それは続編の中にまとめられています。
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アシュラム生活◇53話 手紙再開(1

このページでは、ラマナアシュラムに定住していた女性スリ・ナガンマの著書

「アシュラムでの生活」を一部翻訳して紹介しています。

Ramanasramam発行 翻訳amrita

なによりも私が励まされたのは、バガヴァーンが祈りに応えて声をかけてくださるようになったことでした。

私がホールにいない間にあった出来事を何でも話してくださいました。

「お聞きなさい!あなたがここにいないとき、こんなことがあった。彼らがこう質問し、私はこう答えたのだ」こうして、彼は以前にもまして詳細に話されました。 

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それに気づいたクンジュスワミ、ムルガナールや他の親しい友人は言いました「バガヴァーンがそんなに詳しくあなたに色々と話されるのに、それを記録しないなんてあまりにも惜しいことです。あなたがすべて書き留めるのを期待しているからこそ、バガヴァーンはそうされているはずです。他の誰に彼がそれ程話をされるのでしょう。書かないあなたは明らかに間違っています。」

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そうして強く勧められて、私の心は大きく動かされ、再び手紙を書き始めました。

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アシュラム生活◇52話 優れた仕事(3

このページでは、ラマナアシュラムに定住していた女性スリ・ナガンマの著書

「アシュラムでの生活」を一部翻訳して紹介しています。

Ramanasramam発行 翻訳amrita

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前回、チンタ・ディクシュ宛の手紙に、私が兄への手紙をやめたとことを伝えると、彼はこう書いてきました。

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「あなたが手紙を書かなくなったと聞いて、とても残念に思います。先人たちは言っています。

『優れた仕事はあらゆる困難に遭遇する』その障害のために、仕事を投げ出すべきではありません。

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それをやめるということは、私たち皆にとって大きな損害になるということを忘れないように」彼はこうして綿々と書いていました。

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アシュラム生活◇51話 優れた仕事(2

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「アシュラムでの生活」を一部翻訳して紹介しています。

Ramanasramam発行 翻訳amrita

その後、私は1ヶ月近く兄へ手紙を書きませんでした。

毎日私を訪ねて来るクンジュスワミは、言いました

「どうして手紙をやめるのだ。自分の兄さんに手紙を書いているだけなのだから、誰がなんと言おうとやめる必要はないだろう。

アシュラムには、あなたを止めるだけの十分な理由はある。

以前、記録作業をした人たちがいたが、それをコピーして自分の名前で出版し、利益を得た人がいた。

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私たちが知らない事情があるのかもしれない。あなたはそんな金銭目的でしているわけではないだろう?迷うことは無い。たとえしばらくの間、禁じられるとしても手紙の継続は、いずれ多くの人たちに素晴らしい恩恵を与えることになる。

優れた仕事をする中で困難に向き合うことは、誰もが経験することではないか?

だからと言って、あなたは書くことをやめてはいけない。」

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amrita

Author:amrita
南インド聖山アルナーチャラ。麓には賢者ラマナ・マハリシのアシュラムがあります。

全ての生き物が区別されず、自由に賢者と会うことができました。アシュラムに定住する人もいれば、時折訪れるだけの人、手紙を書く人もいました。
聖者の広間に座り、賢者と来訪者の会話を聞くことができました。座っているだけで心安らぎ、満たされることもあります。

このサイトは、アシュラムへ通じ、広間の光景が再現されています。

サイト管理者は、ラマナアシュラム発行の本を20年弱翻訳してきました。
その翻訳を通じてラマナ・マハリシと交流を続けています。

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